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2017.07.05 Wednesday

『人工知能と経済の未来』

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    JUGEMテーマ:読書

     

    今年13冊目。

     

    昨今話題になっている人工知能が将来的に人間の仕事を奪うのではないか?という議論を昨今見かけるが、それが果たしてどの位現実味があるのか、を議論している本書。本書に拠ると、2045年がAIが全人類の知能を超える(いわゆるシンギュラリティ)年と見込んでいます。そして、その15年前2030年に、現存する多くの仕事がAIによって取って代わるだろう、という予測をしています。その中には多くのサービス業や事務作業が含まれるという予測です。

     

    著者はその可能性を踏まえて、付加価値がつく仕事は一定数(現存の労働数の約1割)は2030年を過ぎても仕事はあるだろうとしつつ、残りの9割に関しては明快な解決策をだしていない。むしろ、失業することを念頭に置きつつ、ベーシックインカムの導入を声高に主張している。

     

    シンギュラリティの時代が来たとして、一体労働するということはどういう意味をもつ時代になるのだろうか?そして、働きたくても働けなくて、経済的にも恵まれないような状態が生まれたとして、果たして世の中は何のために存在しているのだろう?という原点回帰な疑問が出てきそうだ。遊んでくらしたいと思う人にはシンギュラリティの世界は魅力的に聞こえるのかもしれないが、その人たちに充分な支給(ベーシックインカム)が払われるわけではない。そして、仕事したい、という人には、仕事が与えれず、また、対価も充分でない可能性もある。そうなったら、シンギュラリティの世界は果たして幸せな世界なのか?という疑問がでてくる。最もそこに行き着く前に、新たな職種の出現や新しい社会福祉の形ができあがっている可能性のほうが高そうだが・・・。

     

    1つ気になったのは第3次産業革命(いわゆるインターネットの出現)と第4次産業革命(AIの出現)を分けているのが気になった。現代に生きる人間としては、それぞれ時期が微妙にずれているのだが、後から大きな括りでみると、この2つの革命は同じもの(つまりはITの出現)と後世の人は語るのでは無いだろうか?著者としては、AIの出現=第4次産業革命としたほうが、注目をあびるだろうから、そうしたいのだろうけど・・・。

    2017.10.16 Monday

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