<< The Forbidden Kingdom | main | 『お金は銀行に預けるな』 >>
2017.08.07 Monday

『蜜蜂と遠雷』

0

    JUGEMテーマ:読書

    今年14冊目。

    クラシックのコンクールを題材とした小説。かなり珍しいトピックを扱った小説な気がする。

     

    日本で行われるピアノコンクール。その予備選、1次・2次・3次、そしてオーケストラとの競演による本選の長丁場を描いた小説で、登場する人物が皆若いので青春小説とも謳われそう。

     

    コンクールに出場する4人の視点が描かれているので、主人公が1人だけというパターンよりも、その人となりが際立っていると思う。他人から見たその人の像、というのが客観的に描かれているからだろう。1次から始まる課題曲の設定もまたリアルっぽくて◎。本選のオケを率いる指揮者が、本選ではオケとしてあまり弾いて欲しくない曲がある、という言及があるけど、実際のコンクールでもきっとそうなんだろうなぁ。確かに本選で同じ曲を2回弾くことになったら、奏者はさておきオケの方は2回目のほうが緊張感なくしそう。

     

    500ページに渡る大作なのだけど、3次予選以降の賞、大体半分過ぎあたりから描写がやりすぎな気がしたのが残念。音楽を言葉に変換するというのは確かに難しいことなのだろうけれど、あまりに大げさな言い回しが逆に描写を大味っぽくしてしまった気がして残念。でも、コンクールということをスポットに当てながら、最後の結果を最重視した結末でなかったのは良かった。そこまでの群像劇が面白いのだから、結果は結果でしかない、というスタンスなのでしょうか。

    2017.12.18 Monday

    スポンサーサイト

    0
      コメント
      コメントする








       
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      Calendar
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      31      
      << December 2017 >>
      PR
      [ ]
      Selected Entries
      Categories
      Archives
      Recent Comment
      Recent Trackback
      Recommend
      Links
      Profile
      Search this site.
      Others
      Mobile
      qrcode
      Powered by
      30days Album
      無料ブログ作成サービス JUGEM